え?それも漢方なの?
今回は、ちょっと、漢方の基本についてのお話です。
そもそも、みなさん、漢方って、中国のものだと勘違いしていませんか?
『漢方は日本のもの』です。
メイドインジャパーンの文化です!
もちろん、ルーツは中国から伝来しましたが、日本の気候や、日本人の体質、哲学を織り交ぜて進化・発展したのが、漢方です。
簡単に表すと・・・
古代中国医学 → 中医学(現代の中国)
→ 東医学(韓国)
→ 高麗医学(北朝鮮)
→ 漢方(日本)
という歴史です。
歴史は古く、紀元前15世紀頃から、疾病に関する記録が残っています。
伝統医療は、他にもアユールヴェーダや、アロマテラピーなどが有名ですが、古代中国医学は、世界最古と言っていいでしょう。
では、古代中国医学って何?となりますよね。
そこには、西洋医学のエビデンス(論文)をはるかに凌ぐ、先人の死と隣り合わせの努力がありました・・・
植物だけじゃない!漢方は自然全てが治療薬!?
風邪ひきそう・・・
思いつく漢方は何ですか?
そうです!ご存知、葛根湯です!
では、飲み会の前のあの1本は?
そうです!ウコンです!
意外と身近な漢方ですが、
葛根湯が開発されたのは、なんと、紀元前220年前です!
キリストが生まれる前ですよ・・・
すごくないですか?
紀元前から変わらず使われているのは、傘と漢方薬くらいでしょう(笑)
葛根湯の主成分は、その名の通り、葛の根っこです。
あとは、生姜とシナモンとか、混ざっているものもありますね。
実は、漢方薬に使われる生薬は、とても身近なモノなんです。
例えば・・・
生薬名の薏苡仁(よくいにん)・・・これは、ハトムギです。
続いて、
桂皮(けいひ)・・・これは、シナモンです。
山薬(さんやく)・・・これは、ヤマイモです。
面白くないですか?
生薬名だけ聞くと、漢字だらけで不安かもしれませんが、現代の名前に直すと、皆さんご存知のものがほとんどです
ちなみに、食べないものだと、しゃっくりを止める柿のヘタ、かゆみを止めるセミの殻などもありますけどね(笑)
365種類ある漢方薬の素材は、昔の人たちが、一つ一つ、食べて、塗って、試して、効果があるか、死ぬか、などを実験してきました。
その実験結果の恩恵は、2000年経った今でも、人々を癒し続けているのです。
これが、漢方のルーツである、古代中国医学です。
こんなに素晴らしい古代中国医学・・・
そして、
それをベースに、日本という西洋医療の発展著しい環境の中で、進化させてきた
日本の「漢方理論」が、いま、世界中の先進国からも注目され始めているのです!
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